時代を超越したセンシュアリティが形作るフェンディの2025年春夏
2024.09.19に投稿 • 4 minutes- イベント
- ファッション & レザーグッズ
- Fendi
フェンディが2025年に創業100周年を迎えるにあたり、クチュール&ウィメンズウェアのアーティスティック・ディレクターを務めるキム・ジョーンズは、ミラノで過去と現在の架け橋となるコレクションを発表しました。モニュメンタルなピンクのボックスを背景にしたシルエットが、プレタポルテとクチュールの融合を讃えます。
卓越した才能を持つ世代から次の世代へと受け継がれる精緻なサヴォアフェールによって形作られたメゾンであるフェンディは、服やアクセサリーの心地よさによって、自由に動き回る女性たちのストーリーを体現してきました。ピンクベージュ、ウォームチェスナット、オーシャングリーン、オフホワイトの色調が交互に配色されています。1920年代のフォルムにインスパイアされたドレスは見事な手刺繍が施され、その軽やかさは輝きと透明性によって高められ、コレクション全体に咲き誇るフローラルプリントが加わっています。シャツドレス、ロングローブ、ミニショートパンツは、ベッドから出てすぐに身に着けられる洗練されたシンプルさ。シルク、オーガンザ、レザーの中に、プレタポルテとクチュールの精神が融合しています。
コレクションのシルエットは、レッドウィングのクラシックモック構造を再現したブーツによって、時代にしっかり馴染んでいます。しなやかなクオイオローマレザーとセレリアのハンドステッチは、人気のワークブーツにフェンディらしさを添え、繊細なニーソックスで引き立てられています。バッグはフェンディの卓越したサヴォアフェールを体現しており、特にマンマバゲットは、アクセサリーとメンズウェアのアーティスティック・ディレクターであるシルヴィア・ヴェントゥリーニ・フェンディの祖母でありメゾンの創業者であるアデーレ・フェンディへのオマージュです。レザーワークとセレリアのステッチは、ジュエリーのアーティスティック・ディレクター、デルフィナ・デレトレズ・フェンディによる新しいジュエリーライン、フィロにインスピレーションを与えています。品質をテーマとして掲げた今回のショーのクライマックスでは、すべてのシルエットが舞台上に集まり、フェンディの歴史における新たな章を想起させました。過去1世紀にわたる目覚ましい歩みを讃えながら、決してぶれることなく前を向いていきます。