ル･ボン･マルシェがサーカスとともに百貨店で新特別ショーを開催

『Au Bonheur des Dames』のイマーシブな演劇体験が大成功を収めたル･ボン･マルシェは、アクロバティックなサーカス団、シルク・ル・ルーとともに『Entre Chiens et Louves』の上演で、再びその幕を上げています。2020年には権威あるモリエール賞のビジュアルクリエーション部門でノミネートされるなど、『The Elephant In The Room（2015）と『A Deer in the Headlights』（2019）を含む詩情に満ちた公演で有名なシルク・ル・ルーは、文化と美学を見事に融合させることにより独自の視覚的シグネチャーを作り出しました。

2023年に公演された共同プロダクションの『Entre Chiens et Louves（犬と狼の間）』は、サーカスアート、喜劇、そして映画を絶妙に融合させた公演で、1850年、1960年、現在という異なる時代に同じアパートに住む3人の人物が登場します。3人は数世紀に及ぶ時間的な距離に隔たれながらも、不可避な変化に向かって前進するなかで同じ困難に直面します。一連の場面では、巧みに組まれた装置を背景に、息を呑むような綱渡りや、アクロバティックな早業、軟体曲芸が披露されます。

歴史への夢想と手に汗握るスリルを組み合わせた、詩情とアクロバットの融合が、美しく洗練された舞台装置の中で8人のサーカスアーティストに体現され、人間関係を照らします。魅惑的な空気が、叙事的かつ悲喜劇的で夢のような世界観に観客を引きずり込みます。

公演は9月1日から12月30日まで木曜日、金曜日、土曜日の夕方に行われ、12月31日には大晦日特別公演を開催します。